アークティック・モンキーズ のライブ・イン・ジャパン 2006

Live
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【アークティック・モンキーズのライブに行こう!】

2006年4月3日、アークティック・モンキーズの2回目の来日ライブに行った、今から15年前の事だ、場所は名古屋ダイアモンドホール、僕は最初アークティック・モンキーズのことをパンクバンドだと思っていた(笑)

洋楽初心者のガキだったので音楽のジャンルのことをよくわかってなくて疾走感のある曲ならなんでもかんでもパンクロックだと思っていた、我ながらアホだと思う。

【「Whatever People Say I am That’s What I’m Not」を貪るように聴いた!】

僕は発売したばかりのファーストアルバム『Whatever People Say I am That’s What I’m Not』(2005年)の国内盤を買って何度も何度も聴いた、歌詞カードを読み込みながら「ふーん、イングランドの若者の日常ってこんな感じなんだーなんか殺伐としてるな」とか思ってた。

【名古屋ダイヤモンドホールってどこなのよ? 迷子になって交番に行くww】

来日が発表されて名古屋にも来てくれると言うことで速攻チケットを買った、会場の名古屋ダイアモンドホールは行ったことがなかったが「まぁ近くに行けばわかるだろう」と思ってて、電車に乗って名古屋の栄まで来たけど、道に迷ってしまった 。

 

道に迷って困った僕はダイアモンドホールの場所を聞こうと栄の交番に入って、お巡りさんとこんなやりとりをしたんですよ。

僕「すみませんダイアモンドホールと言うライブハウスに行きたいんですが、なんか栄駅の近くらしくて」

お巡りさん「この辺にはそんな名前のライブハウスは無いはずですけど?」

僕「えっホントですか? アレおかしいな??、分りましたもう一度よく探してみます」

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そう、僕は降りる駅を間違えていた「栄駅」ではなく「新栄町駅」の近くにダイアモンドホールはあった、お巡りさんは多分あまりライブとか行かない人だったのだろう、結構年配の人だったのでライブハウスなんか知らなかったのだろう。

【アークティック・モンキーズのライブはソールドアウトしてた!】

会場を間違えると言う痛恨のミスはあったが、なんとかライブが始まる前に到着できた、ダイアモンドホールはビルの5階にあるんだけど、階段に若い人たちがズラーッと並んでいた、会場は当然ソールドアウト! 愛知県のロックファンがアークティック・モンキーズという若い才能を直で観ようと詰めかけていた。

 

会場は超満員で1000人もの人が今か今かと待ちわびていた、あちこちから雄叫びがが聞こえる、開演時間から10分ほどしてアークティック・モンキーズがステージ上に現れた、すごい歓声だ。

  • アレックス・ターナー(Vo・Gt) 
  • ジェイミー・クック(Gt)
  • アンディ・ニコルソン(Ba)
  • マット・ヘルダース (Dr) 

View From The Afternoon

ファーストアルバムの1曲目だ、いきなり大盛り上がりでもみくちゃにされる、すでにモッシュピットがあちこちに出来ていた、やっぱりパンクバンドじゃないのか?曲の後半で曲が終わったように見せかけてまた始まる演出も見事に再現されていた。

I Bet You Look Good On The Dancefloor

2曲目はI Bet You Look Good On The Dancefloor!!、シングル曲でバンドの代表曲だ、この曲がこの日一番のハイライトだった、オーディエンスが暴動のように暴れ狂っている、僕もモッシュピットに突っ込んで暴れまくる、押し合い!押し合い!すごく楽しい!ダイバーが何人も頭の上を通り過ぎる!日々の仕事のストレスが吹っ飛んでいくのを感じる!

You Probably Couldn’t See For The Lights But You Were Staring Straight At Me

2分くらいの高速ナンバー!全く失速せずに突き進んでいく、オーディエンスもモッシュとダイブでそれに答える、モッシュピットがいくつも出来てる!

Perhaps Vampires Is A Bit Strong But..

メロディアスなイントロから引き込まれる曲、後半のギターソロも良いな。

No Buses

聴かせるミドルテンポの曲でオーディエンスをクールダウンさせる、この辺のライブの構成も上手いなと思った。

When The Sun Goes Down

ライブの中盤、代表曲の一つが演奏される、静かなイントロから徐々に加速して快感を煽る、歌詞は娼婦と彼女に売春をさせるクズ男について歌われている、初期アークティック・モンキーズのアイロニーの極みのような楽曲だ、全く持って救いがないよ、これがイングランド・シェフィールドの日常か、アレックスのこの若さでこんな曲を作ってしまう才能に唖然としてしまう。

Still Take You Home

ドラムの1、2、1、2、3!!カウントから矢継ぎ早に演奏されるガレージナンバー、紡がれるグッドメロディーに思わず笑みがこぼれる!

Dancing Shoes

ノリのいい楽曲が続きオーディエンスを狂乱の渦に巻き込む、みんなしっかり歌詞を覚えてシンガロングしていたのが印象的だった。

A Certain Romance

最終曲、マーチングバンドみたいなドラムが鳴り響き、一気加勢に歌の世界に引っ張り込む、ギターソロが美しい名曲だった。

わずか1時間足らずのライブだったがアークティック・モンキーズという凄まじい才能を日本に刻みつけるには十分すぎた、ライブが終わったあとも客が興奮してそこら中で叫んでいた、僕もしばらく帰らずに他のバンドのパンフレットとか見ながらうろうろしてた。

僕は一人帰路に着き、COCO壱番屋のカレーを食べながら「とんでもないライブを観てしまった」と思っていた、そこからますますUKロックのCDを買いまくり底無し沼にズブズブと沈んでいくのであったww

 

 

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