ブリング・ミー・ザ・ホライズン『アモ』(2019年)〜常に進化し続けるバンド〜

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こんにちはマナです今日はブリング・ミー・ザ・ホライズンのアルバム『アモ』を紹介します。

それでは、いってみましょう!

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【ブリング・ミー・ザ・ホライズン バンド紹介】

ブリング・ミー・ザ・ホライズン (Bring Me The Horizon)はイングランドのシェフィールドで2004年に結成されたバンドである、アルバム『アモ (amo)』リリース時のバンドメンバーは以下。

  • オリヴァー・サイクス(ボーカル)
  • リー・マリア(ギター)
  • マット・キーン(ベース)
  • マット・ニコルズ(ドラムス)
  • ジョーダン・フィッシュ(キーボード、プログラミング)

 

【変化し続けるバンド、ブリング・ミー・ザ・ホライズン】

僕がブリング・ミー・ザ・ホライズンと出会ったのは2008年に出た『スーサイド・シーズン』というアルバムからで、この時期はデスコアという所謂ヘヴィメタルのジャンルで活動していた。

2021年現在のBMTHとは全然違う音を鳴らしていたので、興味のある人はこの時期のアルバムも聴いて欲しい。

【革新的だったアルバム『ザッツ・ザ・スピリッツ』】

ブリング・ミー・ザ・ホライズンはアルバムを出すたびに様々なジャンルの要素を取り込み進化してきたが、決定打になったのは『ザッツ・ザ・スピリッツ』(2015年)だろう。

このアルバムはモダン・ロックとエレクトロニカの要素を取り込み、今までのBMTHとは隔絶した00年代のBGMとして機能していた。

 

僕は最初聴いたとき、間違えて別のバンドのCDを買ったのかと思ったよ(笑)

今まで彼らをメタルバンドだと思ってスルーしていた層も注目し新たなファンを獲得した、でもゴリゴリのメタルヘッズは離れたかもね。

 

何度も来日ライブを行っており僕も参加しているが、新旧入り乱れたセットリストは痛快だった!

 

【『アモ』は正当進化か?】

今回紹介する『アモ』はBMTHの6枚目のフルアルバムに当たる。

 

前作『ザッツ・ザ・スピリット』でやり残したことを更に追求した作風になっている。

 

今作を聴くと2019年のBMTHのモードがよく分かる、昔ながらのデスコア・サウンドを求めるファンには受けが悪いと思うが、そんなことはBMTHは百も承知なのだろう、その証拠に今作には「ヘヴィ・メタル」と言う曲が収録されている。

彼らは新作ミニアルバム『ポスト・ヒューマン:サヴァイヴァル・ホラー』で更なる進化を見せる。

 

【アルバム『amo』収録曲紹介】

1.  I Apologise If You Feel Something (2:19)

オープニング・ナンバー、初期のデスコア路線とは全く違う音が鳴っている、シガーロスやモグワイなどのポスト・ロック的なアプローチを感じさせてくれる一曲だ。

2.  Mantra (3:53)

静と動のパートの対比が素晴らしい名曲

3.  Nihillist Blues (5:25)

女性アーティストのグライムスとコラボした楽曲、タイトルの意味は「虚無主義者のブルーズ」かな、無機質なエレクトロサウンドにグライムスの美声が乗り極上のポップ・ソングに昇華されている

4.  In The Dark (4:31)

深い海の底に沈み込んでいきそうなサウンドが展開されている、前作『That’s the Spirit』の音楽性を更に深化させたような奥行きのあるミドルテンポの楽曲だ。

5.  Wonderful Life (4:34)

イントロからリー・マリアのヘヴィなギター・リフが炸裂する、オリヴァーのアジテイトするかのようなボーカルが存分に堪能できる、ライブで盛り上がりそうな楽曲だ

6.  Ouch (1:48)

7.  Medicine (3:47)

8.  Sugar Honey Ice and Tea (4:21)

9.  Why You Gotta Kick Me When I’m Down (4:28)

10.  Fresh Bruises (3:18)

11.  Mother Tongue (3:37)

12.  Heavy Metal (4:00)

かつてのデスコア時代のブリング・ミー・ザ・ホライズンの音楽性を求める大衆への返答のような曲、その曲調は全くヘヴィ・メタルではなくエレクトロ・サウンドが特徴のロックソングだ、タイトルは逆ばりのようなものだろう、オリヴァーの悲痛な叫びが聞こえてくるようだ、常に進化し続けるブリング・ミー・ザ・ホライズンを象徴するような曲だ。

13.  I Don’t Know What To Say (5:52)

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