イーグルス『ホテル・カリフォルニア』(1976年)〜カリフォルニア文化の幻想と崩壊〜

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こんにちはマナです、今日はイーグルスのアルバム『ホテル・カリフォルニア』を紹介します。

ホテル・カリフォルニアイーグルスの世界的な人気を決定付けたアルバムです!

それではいってみましょう!

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【イーグルス メンバー紹介】

イーグルスはアメリカ合衆国カリフォルニア州で結成されたロックバンドである、アルバム『ホテル・カリフォルニア』リリース時のメンバーは以下。

  • グレン・フライ(ボーカル、ギター、キーボード)
  • ドン・ヘンリー(ボーカル、ドラムス)
  • ランディ・マイズナー(ベース、ボーカル)
  • ドン・フェルダー(ギター、ボーカル)
  • ジョー・ウォルシュ(ギター、キーボード、ボーカル)

イーグルスは前作『呪われた夜 (One Of These Nights)』のヒットにより、更に優れた傑作を作らなければと世間やレコード会社からのプレッシャーを掛けられていた。

そこで彼らはジョン・デヴィッド・サウザーの協力もあり、傑作アルバム『ホテル・カリフォルニア』を完成させる。

 

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カリフォルニア文化の幻想と崩壊というテーマは後のロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに受け継がれることになる。

 

 

【アルバム『ホテル・カリフォルニア』収録曲紹介】

1.  ホテル・カリフォルニア[Hotel California]

「ホテル・カリフォルニア」イーグルスの代表曲にしてアメリカンロックの超重要曲だ。

この楽曲は一人の男性が砂漠に佇むホテルカリフォルニアに辿り着く所から始まるストーリー仕立てになっている。

 

ドン・ヘンリーのボーカルの上手さと叙情的なサウンドが聴き手を刺激する。

 

この曲の中でも特に想像力をかき立てる歌詞が、客がワインを注文したシーンだろう。

その、ワイン(スピリッツ)は1969年以降置いていません。

「ホテル・カリフォルニア」 (作詞・作曲)ドン・フェルダー、ドン・ヘンリー

1969年と言えばロックにおいて重要なウッドストックフェスティバルが8月に開催された年だ、誰もが音楽は世界を変えられると思っていた。

 

しかし同年12月にザ・ローリング・ストーンズ主催のオルタモント・フリー・コンサートにて殺人事件が起きてしまいロックの幻想は崩れ落ちてしまう、僕はおそらくそのことを歌詞にしているのではないかと思う。

 

終盤の哀愁漂う長尺なギターソロが素晴らしい。

2.  ニュー・キッド・イン・タウン[New Kid in Town]

この曲を聴いているとメランコリックな気分にさせられる、グレン・フライのボーカルが巧みだ

3.  ライフ・イン・ザ・ファスト・レーン[Life in the Fast Lane]

 

 

 

4.  ウェイステッド・タイム[Wasted Time]

印象的なキーボードが耳をつくミドルテンポのナンバー

5.  ウェイステッド・タイム(リプライズ)[Wasted Time (Reprise)]

6.  ヴィクティム・オブ・ラヴ[Victim of Love] (4:09)

ヘヴィなギターが全編を支配するロックナンバーだ、ドン・ヘンリーのボーカルは一層凄みを増している。

個人的に今作の中で一番思い入れのある曲だ

7.  プリティ・メイズ・オール・イン・ア・ロウ[Pretty Maids All in a Row] ()

ジョー・ウォルシュがリードボーカルをとったミドルテンポの曲、歌詞は過ぎ去った過去を表している。

8.  トライ・アンド・ラブ・アゲイン[Try and Love Again]

ランディ・マイズナーがボーカルの作品。

初期のイーグルスを連想させる、カントリーテイストの佳作である。

9.  ザ・ラスト・リゾート[The Last Resort]

アルバム『ホテル・カリフォルニア』の最後を飾る曲「ザ・ラスト・リゾート」サウンドはもの悲しく歌詞はアメリカのフロンティア精神についてだろうか、多分に諦念を帯びている。

しかしドン・ヘンリーはこういう哀愁漂う歌がよく似合う。

ラストリゾートとは英語圏では最後の手段=自殺を意味しているが、この曲はどうだろうか。

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