インキュバス『メイク・ユアセルフ』(1999年)〜進化の為の過渡期〜

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【インキュバス(Incubus) メンバー紹介】

インキュバスはアメリカ合衆国・カリフォルニア州で1991年に結成されたロック・バンドである、アルバム『メイク・ユアセルフ』リリース時のバンド・メンバーは以下の5名。

  • ブランドン・ボイド(ボーカル・ジャンベ)
  • マイク・アインジガー(ギター)
  • アレックス・カツニッチ(ベース)
  • ホゼ・パシーヤス(ドラムス)
  • DJキルモア(ターンテーブル)

【初期インキュバスは激しいサウンドを鳴らしていた!!】

インキュバスは1991年から2021年現在まで活躍する、30年のキャリアを持つベテラン・ロック・バンドだ、90年代は同時代に活躍したレッド・ホット・チリ・ペッパーズ311(スリーイレヴン)などと同じような、ロックサウンドにファンク・ヒップホップの要素をプラスした、いわゆるミクスチャー・ロック(ラップ・メタル)と呼ばれる音を鳴らしていた!

【アルバム『メイク・ユアセルフ』の進化した魅力!】

インキュバスは特異なサウンド・スケープを持ったバンドだ、デビュー・アルバムである『Fungus Amongus』(1995年)ではレッチリの影響を強く感じさせるファンク・ロックを鳴らしていたが、スタジオアルバムで即興演奏的な要素を持ち込むなどその頃からすでに他のニューメタル・バンドとは違う異質な輝きを放っていた!

セカンドアルバムの『サイエンス[S.C.I.E.N.C.E]』(1997年)は歴代のインキュバスのアルバムの中で最もヘヴィで激しく、ラップメタル要素の強い作品になっている、しかし今作『メイク・ユアセルフ』(1999年)ではラップの比重は減少し、後のインキュバスに通じるオーガニックでメロディアスな要素がふんだんに盛り込まれている。

【アルバム『メイク・ユアセルフ』収録曲紹介】

1. プリヴァレッジ[Privilege] 

前作アルバム『サイエンス[S.C.I.E.N.C.E.]』の流れを汲むヘヴィロック・ナンバーだ、マイクの特徴的で耳に残るギターリフがクールな曲で、突き抜ける疾走感がある。

プリヴァレッジとは「特権」と言う意味だ。

2. ノーウェア・ファスト[Nowhere Fast]

オルタナティヴ・ロックを思わせるサウンドにブランドンの爽やかなボーカルが乗る! 個人的にこの曲はホセのタイトなドラミングを聴いて欲しい。

 

3. コンセクエンス[Consequence]

宇宙的でサイケデリックなギターが鳴っている、

4. ザ・ウォームス[The Warmth]

5. ウェン・イット・カムス[When It Comes]

6. ステラー[Stellar]

この曲は後のサードアルバム『Moning View』に繋がる片鱗を感じさせる、今までのインキュバスにはあまり見られなかったサウンドが鳴っている、非常にメロディアスな曲で現在のライブでも頻繁に演奏される人気曲だ。

7. メイク・ユアセルフ[Make Yourself]

アルバムのタイトルナンバーで、曲が進むにつれて激しさを増す展開に興奮する!

個人的に今作で一番好きなナンバーだ。

8. ドライヴ[Drive]

ブランドンの美声を堪能できる傑作バラード、メロディアスなギターとサンプリングされた効果音が凄まじくエモーショナルなサウンドを生んでいる、前作のバラードソング「サマーロマンス」に通ずるものがある。

ミュージックビデオもアニメ調で素晴らしいので観て欲しい。

 

9. クリーン[Clean]

イントロからブランドンが叩くジャンベと、キルモアのターンテーブルのスクラッチ音が火花を散らす! 土着的なサウンドが癖になるミドルテンポのラップメタル・ナンバーだ!

10. Battlestar Scralatchtica

インストゥルメンタル

11. アイ・ミス・ユー[I Miss you]

12. パードン・ミー[Pardon Me]

 

13. アウト・フロム・アンダー[Out From Under]

アルバム中一番激しい曲で、ストレートなラップメタルが展開されている!サビで感情を爆発させるブランドンの歌唱力が見事だ!

【まとめ】

 

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