レッド・ホット・チリ・ペッパーズ『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』(1991年)〜変幻自在のファンクロック!!〜

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こんにちはマナです、今日はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバムの中でも、僕が特に好きなアルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』を紹介します。

 

このアルバムは長いレッチリのキャリアの中でも傑作と呼ばれる名盤です!

それでは早速行きましょう!

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【レッド・ホット・チリ・ペッパーズ メンバー紹介】

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)はアメリカ・カリフォルニア州で1983年に結成されたロックバンドだ、アルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック(Blood Sugar Sex Magik)』(1991年)リリース時のバンドメンバーは以下の四人。

  • アンソニー・キーディス(ボーカル)
  • ジョン・フルシアンテ(ギター)
  • フリー(ベース)
  • チャド・スミス(ドラムス)

【レッド・ホット・チリ・ペッパーズの激しいサウンド!!】

 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下、レッチリ)はアメリカを代表するロックバンドだ。80年代のレッチリはロックにファンク/ヒップホップの要素を取り入れ独自のサウンドを練り上げた。ライブでの破天荒さや新鮮なサウンドで若者から絶大な支持を得た。

 

【メンバーの死別とバンド再生】

メンバーのヒレル・スロヴァク(ギター)のドラッグによる死を乗り越えて新たなギタリストジョン・フルシアンテを迎えて作りあげた、4枚目のアルバム『母乳 [Mother’s Milk]』(1989年)は凄まじい完成度を誇るレッチリ流のミクスチャー・ロックが満載だった。

続く今作『ブラッド・シュガー・セックス・マジック [Blood Sugar Sex Magik]』は美しいバラードや激しいファンクなど、更にバラエティ豊かなアルバムに仕上がっている!

 

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【アルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』収録曲紹介】

1. ザ・パワー・オブ・イコーリティ [The Power of Equality] (4:04)

アルバム一曲目から激しいミクスチャーサウンドで思わず体が動いてしまう!、歌詞に出てくるパブリック・エナミー(アメリカのヒップホップ・グループ)にレッチリの音楽ルーツの一端が見える。

2.  イフ・ユー・ハヴ・トゥ・アスク [If You Have To Ask] (3:36)

「ジャッ!ジャッ!ジャッ!ジャッ!」って言うジョン・フルシアンテの特徴的なカッティングギターがイントロからアウトロまで支配するラップロック・ナンバー。

 

Aメロでシリアスなラップを聴かせたかと思ったら、サビで一気に弾けるアンソニーのテンションの緩急の付け方が素晴らしい!

一気加勢に畳み掛けるミクスチャー曲で後半のジョンのギターソロもヤバイ!

3.  ブレイキング・ザ・ガール [Breaking the Girl]

アンソニーの得意なラップを使用せず、クリーンボイスで勝負するミドルテンポの楽曲だ。

ジョンの叙情的なギターサウンドが楽しめる、2021年現在のレッチリにも通じるメロディアスなナンバーだ。

4.  ファンキー・モンクス [Funky Monks]

タイトル通りのファンキーなサウンドが楽しめる、ミドルテンポのヘヴィなファンクロックだ!

後半の3分ぐらいからのジョン・フルシアンテ火の出るようなギターソロは是非聴いて欲しい!

 

5.  サック・マイ・キス [Suck My Kiss]

フリーのファンキーなベースとチャドのパワードラムが迫力満点だ、

6. アイ・クッド・ハヴ・ライド [ I Could Have Lied]

こういうメロディアスな楽曲も作れるようになったことがレッチリの現在に繋がっているのだろう。

ジョンの叙情的なギターが楽しめるバラード、メロウなギターソロが素敵な一曲だ。

7.  メロウシップ・スリンキー・イン・ビー・メジャー [Mellowship Slinky in B Major]

非常にキャッチーなラップ曲だ、レッチリのメンバーが好きなことを歌詞に延々羅列しているのがユニーク、アンソニーの弾けるラップが楽しいミクスチャーロックナンバー。

8.  ザ・ライチャス・アンド・ザ・ウィケッド [The Righteous & the Wicked]

グランジ・ロック風の歪んだギター・サウンドが楽しめる隠れた名曲。

9.  ギヴ・イット・アウェイ [Give it Away] 

ギヴ・イット・アウェイはミュージックビデオも作成されたレッチリの代表曲、ライブの最後に演奏されることが多い凄まじい超パワフルなファンク・ナンバー。

10. ブラッド・シュガー・セックス・マジック [Blood Sugar Sex Magik]

アルバム中でも1、2を争うヘヴィなサウンドが堪能できる、アルバムタイトル曲だ。

11. アンダー・ザ・ブリッジ [Under the Bridge]

これまたレッチリの代表曲である美しすぎるバラード曲、当時バンド内で疎外感を感じていたというアンソニーの心情を歌った歌詞が泣ける。

レッド・ホット・チリ・ペッパーズがファンクロックの勢いだけで押しまくるバンドではないと言う事をアンダー・ザ・ブリッジは見事に証明している!

全然関係ないがこの曲は、僕が過去に女の子にフラれた時の帰り道で繰り返し聴いていた曲で・・

今でもこの曲を聴くと思い出してしまうのだ。

 

12.  ネイキッド・イン・ザ・レイン [Naked in the Rain]

前曲アンダー・ザ・ブリッジの寂寥感を見事にブチ壊す激しいロックチューン、チャドの特徴的なドラムが全編に渡って響き心臓にズンズン来る!

途中で入るフリーのファンキーなベースソロが素晴らしい役目を果たしている!

歌詞はレッチリのよる自然賛歌だ。

13.  アパッチ・ローズ・ピーコック [Apache Rose Peacock]

レッチリの初期のアルバム『フリーキー・スタイリー』期を連想させるファンクナンバーだ、フリーが吹くトランペットが小気味良いアクセントになっている。

14. ザ・グリーティング・ソング [The Greeting Song]

個人的にアルバム中で一番好きなのがこの『ザ・グリーティング・ソング』ストレートなロックンロール・ナンバーで、レッチリにしては珍しい曲調だと思う。

どこか70〜80年代ハードロックのエッセンスも感じることができる、ライブではほとんど演奏されない隠れた名曲である。

15.  マイ・ラヴリー・マン [My Lovely Man]

前曲『ザ・グリーティング・ソング』の勢いを殺さず巧く繋げているヘヴィチューン、チャド・スミスの抜けのいいスネアが気持ちいい、フリーのうねるようなベースが凄まじい。

 

後半のジョンのハードロック顔負けのグルーヴィなギターソロが素晴らしい。

16. サー・サイコ・セクシー[Sir Psycho Sexy]

長尺のファンクナンバー、ミドルテンポでガンガン押しまくる展開が複雑なので曲の長さを感じさせない。

アルバムの後半なのにレッチリは全くテンションを落とすことがない、歌詞は性ついての猥雑なもの、アンソニーのらしさ全開ってところか。

17. ゼイ・アー・レッド・ホット [They’re Red Hot]

アメリカのデルタ・ブルースを代表するミュージシャンロバート・ジョンソンのカバーだ、超キャッチーなハイスピードナンバーに仕上がっている、アンソニーの高速ラップが楽しめる!

【まとめ】

いかがだっただろうか? 僕は最近レッド・ホット・チリ・ペッパーズのファンになった人がこのアルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』を聴いてどう思うのか非常に興味がある。

 

思えば1983年結成で38年間もバンドやってれば音楽性も変化するよな、これからもロックで転がり続けるレッチリを追いかけたい!

 

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