- 【リンプ・ビズキット メンバー紹介】
- 【リンプ・ビズキットの危険な空気感!!】
- 【フレッド・ダーストは嫌われ者?】
- 【アルバム『スリー・ダラー・ビル・ヤ・オール$』収録曲紹介】
- 1. イントロ[Intro](0:48)
- 2. ポリューション[Pollution](3:52)
- 3. カウンターフェイト[Counterfeit](5:08)
- 4.スタック[Stuck](5:24)
- 5. ノーバディ・ラヴズ・ミー[Nobody Loves Me] (4:27)
- 6. サワー[Sour](3:32)
- 7. ステイルメイト[Stalemate](6:14)
- 8. クランク[Clunk](4:03)
- 9. フェイス[Faith](3:52)
- 10. スティンク・フィンガー[Stink Finger](3:04)
- 11. インディゴ・フロー[Indigo Flow](2:23)
- 12. リーチ[Leech](2:11)
- 13. エヴリシング[Everything](16:27)
【リンプ・ビズキット メンバー紹介】
リンプ・ビズキットはアメリカ合衆国で結成されたニューメタル・バンドである、アルバム『スリー・ダラー・ビル・ヤ・オール$』リリース時のバンドメンバーは以下の5名。
- フレッド・ダースト(ボーカル)
- ウェス・ボーランド(ギター)
- サム・リヴァース(ベース)
- ジョン・オットー(ドラムス)
- DJ リーサル(ターンテーブル)
フレッド・ダーストのラップとコーン直系のヘヴィ・サウンドが非常に癖になる、90年代後半からのニューメタル・ムーブメントを牽引した、この時代はリンプ・ビズキットのスタイルを模倣したバンドも大量に出現した。
【リンプ・ビズキットの危険な空気感!!】
コーンがデビューアルバムをリリースした1994年以降、様々なニューメタル・バンドが登場したが、リンプ・ビズキットもそんな文脈の中から出現したバンドだ、セカンド、サードアルバムと作品を重ねるごとにサウンドが大衆向けになり、万人受けするスタイルを獲得していくが、それと同時に初期の頃には確かに存在していた、近寄り難いヤバイ空気感も失ってしまう。
ファーストアルバム『スリー・ダラー・ビル・ヤ・オール$』(1997年)にはバンドの凄まじい初期衝動と爆発力が詰まっている。
【フレッド・ダーストは嫌われ者?】
フレッド・ダーストのふてぶてしい態度や敵を作りやすい性格はミュージシャン仲間にもアンチが多いが、ライブでの客の盛り上げ方は非常に上手く日本でも人気が高い、またギターのウェスはライブ時に奇妙なメイクをすることも有名、僕は来日したら絶対にライブに行くようにしている。

リンプのライブは激しいよ!
【アルバム『スリー・ダラー・ビル・ヤ・オール$』収録曲紹介】
1. イントロ[Intro](0:48)
イントロダクション、フレッドダーストのわけのわからん叫び声と怨嗟がヤバいことが始まることを告げている。
2. ポリューション[Pollution](3:52)
ポリューションというのは「汚染」って意味らしい。ウェスのヘヴィなリフが唸りまくる、凄まじい爆発力を持った曲、この手の音楽が好きな人にはたまらんだろう。
3. カウンターフェイト[Counterfeit](5:08)
曲のタイトルは「偽造」途中まではミドルテンポで攻め後半で爆発する凄まじい曲、同じフレーズをループさせ聴き手の快感を煽り立てるウェスのギターが見事だ。

激重グルーヴ!
4.スタック[Stuck](5:24)
コーン直系のダークなイントロから爆裂する曲、1:40からのフレッドの囁くようなラップが個人的にツボ。
5. ノーバディ・ラヴズ・ミー[Nobody Loves Me] (4:27)
フレッドの「シャラップ!!」というシャウトからスタートする、これぞラップメタルな曲、ライブで演奏されることはあまりないが隠れた名曲だと思う。後半の念仏のようなラップが怖い。
6. サワー[Sour](3:32)
B級ホラー映画のようなMVが怖い、ジョンのマーチング・ドラムみたいなドラミングが癖になる佳曲。
7. ステイルメイト[Stalemate](6:14)
民族音楽のようなイントロから始まり、ジョンのタイトなドラムが流れこみ一気に加速していく構成がすごい、タイトルのステイルメイトとは膠着状態と言う意味だ、後半に行くほど激しくなりテンションが上がる。
8. クランク[Clunk](4:03)
音程を下げまくったギターとベースが絡み合う、サビでの「クランク!!」の連発が快感を煽る!
聴いているとなんか不安になってくる曲
9. フェイス[Faith](3:52)
ワム!のジョージ・マイケルのカバー曲、見事にリンプ・ビズキットのカラーとして消化されているのが凄いアルバムの中では一番ポップな曲でライブでも頻繁にプレイされている。
10. スティンク・フィンガー[Stink Finger](3:04)
後半のDJリーサルによる、スクラッチの乱反射にクラクラするw
11. インディゴ・フロー[Indigo Flow](2:23)
曲中に【デフトーンズ】【チノ・モレロ)】【シュガー・レイ】などのフレーズが散りばめられており当時のアメリカのニューメタル・シーンを垣間見れる、ラストのフレッドのスクリームが良い。
12. リーチ[Leech](2:11)
アルバム終盤の隠れ名曲、曲の長さが約2分しかないが初期リンプ・ビズキットの魅力満載、フレッドの高速ラップが聴きものだ。
13. エヴリシング[Everything](16:27)
フレッドの呪詛のような言葉と奇妙なメロディーが16分27秒続く、通して聴くと訳のわからない疲労感が襲ってくるが何度も繰り返して聴くと不思議と癖になる、これがリンプの脳内曼陀羅か?
【まとめ】
リンプ・ビズキットは2021年までに6枚のスタジオアルバムを発表しているが、この『スリー・ダラー・ビル・ヤ・オール$ 』はリンプが大衆化する以前の、一番激しくて危険だった瞬間が詰まっている、こういう重くて激しい音楽が嫌いな人には徹底的に受け付けないだろうが、好きな人はとことんハマって抜け出せなくなるだろう。
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